脱酸素の基礎知識

  〔空気について〕
    空気中の約8割(78%)を窒素が占めている。

  〔溶存酸素について〕

    溶存酸素(Dissolved Oxygen)とは、水中に溶解している酸素の事を言います。
    単位は、mg/L です。
    水域における水質の指標として用いられ、溶存酸素量が高いほど水質は良好となります。
    一般的に酸素は、生物学的には水中生物の呼吸作用に不可欠ですが、化学的には酸化剤として作用します。
    【補足】金属の酸化:物質と酸素の化合

  〔溶存酸素と水中の金属腐食について〕
  
  水中に設置された金属製の部品や配管などの腐食には、溶存酸素が起因する事が知られています。
  
  溶存酸素は、金属材料に対して酸化剤として働く為、酸化反応を促進する作用があります。
  
  金属の腐食は酸化反応なので、溶存酸素は腐食を加速させます。

  〔溶存酸素による影響について〕
    
ボイラーなどの腐食には、さまざまな原因がありますが、最も影響を及ぼすのが溶存酸素とされています。
    ボイラー水内に溶存酸素があると、酸化剤作用により配管に孔食を作る原因となります。
  
  さらにはボイラーの運転自体が危険になり、ボイラー本体の事故につながります。

  〔溶存酸素の除去について〕
  
  溶存酸素を除去するには、脱気装置(膜式脱酸素装置など)や脱酸素剤などを使用しています。
    現在、さまざまな脱気装置が開発されていますが、イニシャルコスト・ランニグコストが高く普及していないのが現状です。
    また、脱酸素剤は高価な薬剤が使用されていますが、環境を悪化させたり、

     

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